Donald Byrd / At The Half Note Cafe Vol.2

Vol.2はVol.1と同日のライブ演奏なので、2つの間に大きな違いはない。敢えて言えば、Vol.1はアンサンブル重視、Vol.2はアドリブ重視といった印象を受ける。もしかすると、2枚のアルバムに多少なりとも色彩の違いを出すため、そんな配曲にしたのかも知れない。ジャケットは同じ構図ながら、タイポグラフィは青系統と赤系統に分けているので、そんな気もしてくるのだ。

Vol.1の岡崎正道氏によるライナーノーツでは、本作のライブ会場となったハーフ・ノートはハドソン川に近いところにあったとのこと。ジャケットにはat the half note cafeと共にat the waterfrontと記載されているのが、その理由なのだろう。少しだけ欲を言えば、観客も一丸となってのスタンダード曲かブルースで締めて欲しかった。魅惑的な女性ルース・メイソンのメンバー紹介で始まったライブなのだが、締め括りがちょっと曖昧なのだ。

1. Jeannine
2. Pure D. Funk
3. Kimyas
4. When Sunny Gets Blue
5. Between The Devil And The Deep Blue Sea
6. Theme From Mr. Lucky

Donald Byrd - trumpet
Pepper Adams - baritone saxophone
Duke Pearson - piano
Laymon Jackson - bass
Lex Humphries - drums

Recorded on November 11, 1960 at The Half Note Cafe, NYC.

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