Curtis Fuller / Blues-ette

失敗作である。ジャケットが。何度見ても、理解できない。演奏の中身はコテコテのジャズなのに、ジャッケトは何を伝えたいのか不明。タイトル・チューンのカーティス・フラー作Blues-etteのetteには、「嬢」とか「娘」という意味がある。ならば、ジャケットはブルース娘か。陳腐だ。

しかし、一曲目のFive Spot After Darkを聴いた瞬間、かつてのジャズ喫茶の雰囲気へ一気にタイムスリップ。こちらはベニー・ゴルソン作。このアルバムの価値は、この一曲で決まりなのだが、フラー名義のアルバムのため、タイトルをFive Spot After Darkにすることを避けたのだろう。名盤であることは間違いない。ただ、人に勧めるのは難しい。ジャケットについて尋ねられたら、答えようがないから。

1. Five Spot After Dark
2. Undecided
3. Blues-Ette
4. Minor Vamp
5. Love Your Spell Is Everywhere
6. Twelve-Inch

Curtis Fuller - trombone
Benny Golson - tenor saxophone
Tommy Flanagan - piano
Jimmy Garrison - bass
Al Harewood - drums

Recorded on May 21, 1959 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey.

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