2枚組LPを所有していた。1枚目はフリー・インプロビゼーション、2枚目がモンクの作品集。新品で買ったのか中古だったのかは覚えていないが、購入理由はミロスラフ・ビトウスのベースが聴きたかったことと、この3人(コリア、ビトウス、ヘインズ)によるモンクの曲の料理方法に興味があったから。1枚のCDに2枚のLPが収まり、フリーの演奏とモンクの曲が連続する形になった。アルバムのコンセプトがぼやけてしまったのは残念。
LPのライナーノーツで児山紀芳氏がこう書いている。「この2枚のアルバムでトリオは一方でフリー・インプロビゼーションに挑み、片方でモンクのコンポジションに挑むという対照的なジャズの領域に取り組んだ。14年前(1968年3月録音)のアルバムNow He Sings, Now He Sobsでやり残した領域にトリオは今あらためて挑んだわけである」。
1. Trio Improvisation 1
2. Trio Improvisation 2
3. Trio Improvisation 3
4. Duet Improvisation 1
5. Duet Improvisation 2
6. Trio Improvisation 4
7. Trio Improvisation 5
8. Slippery When Wet
9. Rhythm-A-Ning
10. 'Round Midnight
11. Eronel
12. Think Of One
13. Little Rootie Tootie
14. Reflections
15. Hackensack
Chick Corea - piano
Miroslav Vitous - bass
Roy Haynes - drums
Recorded in November 1981 at Mad Hatter Studios, Los Angeles, CA.