Charles Lloyd / Dream Weaver

チャールス・ロイドは、かなり真面目にこの作品の制作に取り組んだはずだ。それは、アルバムに収められた曲の構成から推測できる。しかし、キース・ジャレットとジャック・ディジョネットは、ロイドの構想を越えて自己を表現しようと躍起になっている。我慢のロイド。それが半年後に大ブレイクした。ライブアルバム『フォレスト・フラワー』である。

考えてみれば、メンバー間の力量を試そうとしたアルバムであって、ロイドは「このメンバーなら、新たなムーブメントを起こせる」と感じたのだろう。ということで、前夜祭アルバム。そして、1年後の1967年5月、キースは自身のファーストアルバムLife Between The Exit Signsを録音。まだまだ無名に近かったキースがここにいる。

1. Autumn Sequence: Autumn Prelude / Autumn Leaves / Autumn Echo
2. Dream Weaver: Meditation / Dervish Dance
3. Bird Flight
4. Love Ship
5. Sombrero Sam

Charles Lloyd - tenor saxophone, flute
Keith Jarrett - piano
Cecil McBee - bass
Jack DeJohnette - drums

Recorded on March 20, 1966 in NYC.

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