シダー・ウォルトンが33歳のときの初リーダーアルバム。ウォルトンは一時代を築いたピアニストではなく、傑出したアルバムを出した訳でもない。だけど、ジャズを長年聴き込んだ人には、彼のピアノは心のどこかに染み入ってくる。このアルバムを聴きながら、「しなやか」という言葉が今浮かんだ。
それに反して、ジャケットの木目は何を意味しているのだろう。刺々しさがなく、木の表面をカンナで綺麗に仕上げたようなアルバムということなのか。ふと思いつき、辞書で調べたらcedarはヒマラヤスギの意味。ちょっとがっかり。デビュー作ならばウォルトンの写真をもっと大きくすべきだった。タイトルのビックリマークが虚しい。
1. Turquoise Twice
2. Twilight Waltz
3. My Ship
4. Short Stuff
5. Head And Shoulders
6. Come Sunday
7. Take The "A" Train
Junior Cook - tenor saxophone (tracks 1,5-7)
Kenny Dorham - trumpet (tracks 1,2,4-7)
Cedar Walton - piano
Leroy Vinnegar - bass
Billy Higgins - drums
Recorded on July 10, 1967 in NYC.