George Adams / Decisions

CDの帯から。「ドン・プーレンとの双頭バンドを組んでいた頃のジョージ・アダムスはとにかく最強!アクの強さでは誰にも負けないアダムスが、打楽器のようにピアノを打ち鳴らすプーレンという相棒を得てダイナミックにブロウする!」。このコピーからだとエネルギー溢れる白熱のセッションを思い浮かべてしまうが、決してそんなことはない。

プーレン作2曲、アダムス作2曲、ドラムのダニー・リッチモンド作1曲、そしてトラディショナル曲His Eye Is On The Sparrowというバランスの良い構成で、フリーの要素とフォルクローレの雰囲気を醸し出している。アダムス作のラスト曲I Could Really For Youでは、セッションの成功を感じ取ったのだろうか、アダムス自身が歌っている。80年代ジャズの一つの方向性を示したアルバムである。

1. Trees And Grass And Thangs
2. His Eye Is On The Sparrow
3. Message Urgent
4. Decisions
5. Triple Over Time
6. I Could Really For You

George Adams - tenor saxophone, vocals
Don Pullen - piano
Cameron Brown - bass
Dannie Richmond - drums

Recorded on February 2 & 3, 1984 in Monster, Netherlands.

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