テイラーのデビューアルバムJazz Advanceに続く2作目のスタジオ録音。この時点で、テイラーの音楽の方向性は確立してしまったようだ。ちなみに、2つのスタジオアルバムの間に、1957年7月のニューポート・ジャズ・フェスティバルのライブアルバムがある。
ピアノ、ヴァイブ、ベース、ドラムという楽器編成。この編成ですぐに思い付くのはModern Jazz Quartetだが、まったく印象が異なる。MJQはピアノとヴァイブのインタープレイがサウンドの骨格。このアルバムLooking Ahead!は、ピアノとヴァイブの競演でもなく共演でもない。どちらも、まさしく前を向いて自己陶酔している感じだ。
1. Luyah! The Glorious Step
2. African Violets
3. Of What
4. Wallering
5. Toll
6. Excursion On A Wobbly Rail
Cecil Taylor -piano
Earl Griffith - vibraphone (except track 3)
Buell Neidlinger - bass
Denis Charles - drums
Recorded on June 9, 1958 at Nola's Penthouse Sound Studios, NYC.