Cannonball Adderley / Things Are Getting Better

キャノンボール・アダレイとミルト・ジャクソンが共演したアルバムは数少なく、本作が唯一と言っても良いだろう。ジャケットには、キャノンボールと同じ文字サイズでミルトの名が記されている。キャノンボール名義だが合作の位置付け。しかしながら、どうもしっくりこない。ミルトのヴァイブの余韻にキャノンボールがアルトで応えるのだが、何となく手探りの感じだ。

二つの楽器がうまく溶け合う場面もあれば、反発するような瞬間もある。セッションを繰り返していれば、アルバムの完成度はより高まったと思う。Getting BetterではなくBestに。

1. Blues Oriental
2. Things Are Getting Better
3. Serves Me Right [take 5]
4. Serves Me Right [take 4]
5. Groovin' High
6. The Sidewalks Of New York [take 5]
7. The Sidewalks Of New York [take 4]
8. Sounds For Sid
9. Just One Of Those Things

Cannonball Adderley - alto saxophone
Milt Jackson - vibraphone
Wynton Kelly - piano
Percy Heath - bass
Art Blakey - drums

Recorded on October 28, 1958 at Reeves Sound Studio, NYC.

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