Bud Powell / The Genius Of Bud Powell

バド・パウエル初期の2回のセッションを1枚にまとめたアルバム。猛スピードのピアノを堪能できる。1950年7月はピアノトリオ(4曲)、51年2月はピアノソロ(8曲)。タイトル通りにGeniusなのだが、パウエルのソロ音源は極めて少ないので、タイトルはGeniusよりもSoloを強調すべきだった。

Wikipediaで調べたところ、1956年の最初のリリースではBud Powell's Moodsというタイトルだった。1970年代半ばに再発されるとき、今のタイトルになったらしい。モンクのアルバムGenius Of Modern Musicを意識したのだろう。5曲目から9曲目まではパウエルの作品。その中で、Parisian Thoroughfareは、クリフォード・ブラウンが2枚のアルバムで録音。さらに、HallucinationsはキースがアルバムWhisper Notで、マイルスはBudoというタイトルでアルバムBirth Of The Coolで録音している。パウエルは優れた作曲家であったことも分かるのだ。

1. Tea For Two [alternate take]
2. Tea For Two
3. Tea For Two [alternate take]
4. Hallelujah
5. Parisian Thoroughfare
6. Oblivion
7. Dusk In Sandi
8. Hallucinations
9. The Fruit
10. A Nightingale Sang In Berkeley Square
11. Just One Of Those Things
12. The Last Time I Saw Paris

Tracks 1 - 4
Bud Powell - piano
Ray Brown - bass
Buddy Rich - drums
Recorded on July 1, 1950 in NYC.

Tracks 5 - 12
Bud Powell - piano
Recorded in February 1951 in NYC.

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