後藤雅洋氏の著書『一生モノのジャズ名盤500』で、本作をこう紹介している。「ブラッド・メルドーが自分の音楽観をソロで表現した問題作。一部で“難しい”と受けとられもしたが、じっくり聴けば、彼の演奏には一本スジが通っていることがわかる。〈中略〉彼の代表作といってよい」。
代表作ならば聴いてみようと思って購入。確かにスジは通っているのだが、ソロとは言え聴き手の心を揺さぶるリズムが必要。それをほとんど感じないので、自分としては本作をジャズとは呼べない。メルドーの練習に付き合わされているようだ。
1. Bard
2. Resignation
3. Memory's Tricks
4. Elegy For William Burroughs and Allen Ginsberg
5. Lament For Linus
6. Trailer Park Ghost
7. Goodbye Storyteller (For Fred Myrow)
8. Rückblick
9. The Bard Returns
Brad Mehldau - piano
Recorded on February 1 & 2, 1999 at Mad Hatter Studios, Los Angeles.