表紙はJ.J.ジョンソン。特集記事は、油井正一氏による「コールマン初公演を聴く」。コールマンの初来日が1967年10月だったことを初めて知った。この公演がアルバム化されていないので、手掛かりがなかったからだ。そして、「もめにもめた来日公演」から始まる記事にその理由があった。
コールマンは、デヴィッド・アイゼンソン、チャーリ・ヘイデン、エド・ブラックウェルというベース2本とドラムを従えて来日。しかし、書類不備により3日の東京公演と4日の名古屋公演がキャンセル。さらに、観光ビザで来日したヘイデンとブラックウェルは舞台に立てず。5日のサンケイホールでの初公演は、富樫雅彦がぶっつけ本番で臨んだのだった。