スタジオ録音である1961年10月の前々作Mosaic、11月の前作Buhaina's Delightに続き、62年3月のハリウッドでのライブ録音。この3つのアルバムはフロント3管による全く同じメンバーでありながら、重複する曲はMosaicと本作に収録されたウェイン・ショーター作Children Of The Nightだけである。つまり、位置づけとしては前2作のライブ盤になるが、単にスタジオをライブに持ち込んだ訳ではない。
前2作のレーベルはBlue Noteで、プロデューサーはアルフレッド・ライオン。本作では、レーベルがUnited Artists Recordsに変わっている。ライオンには、このメンバーでのライブ盤を作る構想はなかったのだ。それに反発したアート・ブレイキーが、メッセンジャーズにとって可能な限り新しい曲を準備してライブに臨んだと考えたい。そう想像すると、ジャケットのブレイキーの表情は怒りを表していると思えてくる。
1. Three Blind Mice
2. Blue Moon
3. That Old Feeling
4. Plexis
5. Up Jumped Spring
6. When Lights Are Low
7. Children Of The Night
8. Up Jumped Spring [alternate take]
Wayne Shorter - tenor saxophone
Freddie Hubbard - trumpet
Curtis Fuller - trombone
Cedar Walton - piano
Jymie Merritt - bass
Art Blakey - drums
Recorded on March 18, 1962 at The Renaissance, Hollywood, CA.