このアルバムの中から、カラオケで唄える曲はない。ということは、1970年代後半、メッセージを送れなかった拓郎だったのか、受け止められなかった自分なのか…。「アン・ドゥ・トロワ」の作詞は喜多条忠。それ以外は拓郎の作詞作曲。そして、拓郎自身のアレンジ「大いなる」を除き、元はっぴいえんどの鈴木茂がアレンジを担当。鈴木茂を使って新局面を描こうとしたのだろうが、毒にも薬にもならないアルバムになってしまった。
1. あの娘に逢えたら
2. 未来
3. カンパリソーダとフライドポテト
4. アン・ドゥ・トロワ(ばいばいキャンディーズ)
5. 乱行
6. 悲しい気持ちで
7. おいでよ
8. あなたを愛して
9. 大いなる
10. 歌にはならないけれど
発売 1977年11月