山下洋輔 / Dazzling Days

1992年5月録音のアルバムKurdish Danceの続編。メンバーもニューヨーク・トリオ+1という同じ構成。プラスワンであるテナーサックスのJoe Lovano(ジョー・ロヴァーノ)が3曲参加。5曲目のKurdish Windsは、前作のタイトル曲Kurdish Dance同様に9拍子。ライナーノーツには、「共演者にも柳の下の2匹目のドジョウは本当はよくないんだが、などど弁解しつつ笑いあってやりました」と洋輔のコメントが書いてある。「2匹目のドジョウ」をどう英語で表現したのだろう。

7曲目のFour Notes Flightが、このアルバムの中で最も洋輔らしい曲。演奏が進むにつれ、徐々に曲の正体が現れ、そして遠のき、また近づいてくる。非常にワクワクする展開なのだが、少し消化不良気味で終わってしまう。山下、坂田、森山の往年の山下トリオなら間違いなく大爆発しそうな曲。

1. Parallel Run
2. My Grandfather's Clock
3. Promenade
4. Dazzling Cradle
5. Kurdish Winds
6. Jong's Jump
7. Four Notes Flight
8. Lullaby In Color

Yosuke Yamashita - piano
Cecil McBee - bass
Pheeroan akLaff - drums
Joe Lovano - tenor saxophone (tracks 4,5,7)

Recorded on May 18, 19 & 20, 1993 at Sound on Sound Recording, NYC.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です