全12曲で、合計39分42秒。つまり、3分前後の曲が並ぶ。当然ながら、ソニー・クリスによるテーマ演奏とアドリブが中心。ソニー・クラークのアドリブが合いの手のように入り、ベースとドラムのソロはごく僅か。4バースは皆無。クリスの「泣き」のアルトサックスを堪能するアルバムである。
そういうアルバムがあっても良いのだが、タイトルとジャケットが演奏内容にあまりにも不似合い。何の連想でGo Man!としたのだろう。それとも、ジャケットに使えそうな写真を見つけ、それからタイトルを決めたのだろうか。もしかすると、レコーディングしたインペリアル・レコードに日本人スタッフがいて、ぼそりと「ちょっと傲慢(ゴー・マン)なアルトだな」と漏らしたのかも知れない。
1. Summertime
2. Memories Of You
3. Wailin' With Joe
4. How Deep Is The Ocean
5. The Blues For Rose
6. The Man I Love
7. Until The Real Thing Comes Along
8. Blue Prelude
9. After You've Gone
10. Come Rain Or Come Shine
11. How High The Moon
12. If I Had You
Sonny Criss - alto saxophone
Sonny Clark - piano
Leroy Vinnegar - bass
Larence Marable - drums
Recorded on July 10 & 31, 1956 at Master Recorders, Los Angeles, CA.