ジュゼッピ・ローガン。名前すら特異性があり、ジャケットを見ているとクラクラしてくる。そして、演奏そのものがフニャフニャ。聴き終わった時、虚脱感のようなものが残るのだが、時が経つとまた聴きたくなるアルバム。怖いもの見たさ。虚しいもの聴きたさ。
ところがである。エディ・ゴメスのベースを中心に聴くと、ピアノもドラムも、そしてローガンの管楽器もベースの上に乗っかり浮遊しているのがわかる。ゴメスは、このアルバムの録音1964年10月の4年後68年6月からビル・エバンスのピアノトリオに参加。ローガンとのセッションの経験が活かされているのかは、かなり聴き込む必要がありそうだ。
1. Tabla Suite
2. Dance Of Satan
3. Dialogue
4. Taneous
5. Bleecker Partita
Giuseppi Logan - alto saxophone, tenor saxophone, pakistani oboe, bass clarinet, flute
Don Pullen - piano
Eddie Gomez - bass
Milford Graves - drums, tabla
Recorded on October 5, 1964 at Bell Studios, NYC.