ジャケット表面には特にVol.1と書かれていないが、最初にLPでリリースされた時の裏面にはVol.1とVol.2の曲目が記載されている。つまり、初めから1960年11月11日(金)のライブを2枚に分ける企画で、Vol.2が残り物という訳ではない。しかも、CD化によって、それぞれに2曲が追加され、メンバー紹介を除く全13曲が当日の全ての演奏だと思われる。ただし、演奏順に分けられたかは不明。
そして、そのメンバー紹介はルース・メイソンが担当。岡崎正道氏のライナーノーツによると、アイク・ケベックのアルバムBossa Nova Soul Samba(1962年10月録音)のジャケットに写る女性とあった。その写真を改めて見ると魅惑的な雰囲気が漂い、そんな女性に紹介されたメンバーは気持ちも高ぶっただろう。ドナルド・バードとペッパー・アダムスの息の合った掛け合い、それにデューク・ピアソンが絡んでくるアンサンブルを楽しめるアルバム。
1. Introduction By Ruth Mason Lion
2. My Girl Shirl
3. Soulful Kiddy
4. A Portrait Of Jennie
5. Cecile
6. Theme: Pure D. Funk
7. Child's Play
8. Chant
Donald Byrd - trumpet
Pepper Adams - baritone saxophone
Duke Pearson - piano
Laymon Jackson - bass
Lex Humphries - drums
Recorded on November 11, 1960 at The Half Note Cafe, NYC.