高田渡 / バーボン・ストリート・ブルース

2008年4月1日発行 ちくま文庫 720円。単行本720円ならば買いとAmazonで購入。しかし、送られてきた箱は軽かった。開けてみると文庫本だった。正直、失敗したと思った。ネットで詳しく調べると、この自伝は2001年8月に山と渓谷社から単行本で発刊されたが、今は古本市場にほとんど出回っていないらしい。だが、読み進むと面白くて仕方がない。ページが進んで終わりに近づくのが惜しくなる。旅の終わりのようだ。そう、この本で渡と旅をしているような気分になる。以下は、文庫裏表紙の解説。

『フォークソングが一世を風靡した頃、奇妙な曲「自衛隊に入ろう」が話題になった。「あたりさわりのないことを歌いながら、皮肉や揶揄などの香辛料をパラパラふりかけるやり方が好き」な高田らしいデビュー曲である。以後、世の流行に迎合せず、グラス片手に飄々と歌い続けて40年。いぶし銀のような輝きを放ちつつ逝った、フォークシンガー高田渡の酔いどれ人生記』。

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