吉田拓郎 / 人間なんて

このアルバムは、1971年11月発表のエレック時代最後の作品。タイトル曲「人間なんて」や「結婚しようよ」が収録されているが、拓郎を聴き続けるきっかけになったのは、「どうしてこんなに悲しいんだろう」。その頃は中学3年生。なお、ジャケット写真が逆版なのは、拓郎ファンの中でよく知られている。

1. 人間なんて
2. 結婚しようよ
3. ある雨の日の情景
4. わしらのフォーク村
5. 自殺の詩
6. 花嫁になる君に
7. たくろうチャン
8. どうしてこんなに悲しいんだろう
9. 笑えさとりし人ヨ
10. やっと気づいて
11. 川の流れの如く
12. ふるさと

発売 1971年11月20日

吉田拓郎 / ともだち

このアルバムで注目したいのが、斉藤哲夫の「されど私の人生」を唄っていること。拓郎は「されど我が人生」と紹介している。この曲は、1975年8月のつま恋でも再演している。そして、イメージの詩。アルバム『青春の詩』では6分48秒、ここでは7分40秒の熱演である。

1. おろかなるひとり言
2. マークⅡ
3. もう寝ます
4. 老人の詩
5. 私は狂っている
6. 何もないのです
7. やせっぽちのブルース
8. されど私の人生
9. わっちゃいせい
10. 夏休み
11. 面影橋
12. イメージの詩
13. ともだち

録音 1970年4月18日 / 東京厚生年金会館小ホール
発売 1971年6月7日

吉田拓郎 / 青春の詩

1970年11月1日リリース。当時、吉田拓郎は「よしだたくろう」だった。「喫茶店に彼女とふたりで入ってコーヒーを注文すること ああ それが青春」、「これこそはと信じられるものがこの世にあるのだろうか 信じるものがあったとしても信じないそぶり」、そして「わたしは今日まで生きてみました 時にはだれかの力をかりて」から50年の歳月が経ってしまった。

1. 青春の詩
2. とっぽい男のバラード
3. やせっぽちのブルース
4. 野良犬のブルース
5. 男の子☆女の娘(灰色の世界II)
6. 兄ちゃんが赤くなった
7. 雪
8. 灰色の世界I
9. 俺
10. こうき心
11. 今日までそして明日から
12. イメージの詩

発売 1970年11月1日