Modern Jazz Quartet / Modern Jazz Quartet

モダン・ジャズ・カルテットと名乗る前の録音。彼らの正式なディスコグラフィーを見ると、1952年12月22日からMJQは始まっている。このアルバムは、3つのセッションから構成。はじめの2つのセッションは、MJQのオリジナルメンバーではなく、9曲目の「朝日のようにさわやかに」のセッションからオリジナルになる。

ところが、安価な中古CDを見つけたので購入したところ、曲順がバラバラ。LPの時は、A面とB面でバランスを取るために、やむなくセッションを無視して配置することがよくあった。CD化で曲順を入れ替えた意図が全く分からない。さらにジャケット裏。パーシー・ヒースとケニー・クラークはスーツから普段着に。クラークの表情もジャケット表と若干異なる。で、ネットで調べたところ、ジャケット裏がオリジナルだったようだ。MJQと名乗ってから再発した時に、カラーに塗られ、二人はスーツ姿に。SAVOYレーベルらしい、いい加減さがここに発揮。

1. Milt Meets Sid / CD track 4
2. D & E / 6
3. Yesterdays / 10
4. Between The Devil And The Deep Blue Sea / 12
5. Autumn Breeze / 3
6. Moving Nicely / 5
7. 'Round Midnight / 11
8. Bluesology / 9
9. Softly, As In A Morning Sunrise / 1
10. Love Me Pretty Baby / 2
11. Heart And Soul / 7
12. True Blues / 8

Tracks 1 - 4
Milt Jackson - vibraphone
John Lewis - piano
Ray Brown - bass
Kenny Clarke - drums
Recorded on August 24, 1951.

Tracks 5 - 8
Milt Jackson - vibraphone
John Lewis - piano
Percy Heath - bass
Al Jones - drums
Recorded on September 18, 1951.

Tracks 9 - 12
Milt Jackson - vibraphone
John Lewis - piano
Percy Heath - bass
Kenny Clarke - drums
Recorded in April 1952.

Miroslav Vitous / Infinite Search

LPのアルバム装丁は凝っていた。ジャケットの中央が窓になっていて、見開くと黒を背景にヴィトウスの顔全体の写真。タイトルInfinite Search(邦題:限りなき探求)を象徴するようなアイデアであった。残念ながら、CDのジャケットにはそのカラクリはない。LPをいつ購入したかは、はっきりと覚えていない。大学のジャズ研に入ってウッドベースを始めた頃、ヴィトウスのベースは凄いぞ!と先輩から聞いたのがきっかけだった気がする。それまでは、いわゆる4ビートジャズを中心に聴いていたが、ヴィトウスのベースを聴いて、正直ぶったまげた。ベースがリズムセクションではなく、フロントに位置している。特に、1曲目のFreedom Jazz Danceでは、ベースでこの難解なメロディーを演奏。

所有するアルバムの中で、Freedom Jazz Danceが収録されているのは、録音順に以下の6枚。フィル・ウッズの健闘?が光るが、ヴィトウスのベースを超えるアルバムにはまだ出会っていない。

・Miles Smiles / Miles Davis (October, 1966)
・Alive And Well In Paris / Phil Woods (November, 1968)
・Woods Notes / Phil Woods (1969)
・Infinite Search / Miroslav Vitous (November, 1969)
・At The Frankfurt Jazz Festival / Phil Woods (March, 1970)
・KJLH / The Great Jazz Trio (October, 1977)

1. Freedom Jazz Dance
2. Mountain In The Clouds
3. When Face Gets Pale
4. Infinite Search
5. I Will Tell Him On You
6. Epilogue
7. Cérečka

Joe Henderson - tenor saxophone
John McLaughlin - guitar
Miroslav Vitous - bass
Herbie Hancock - piano
Jack DeJohnette - drums
Joe Chambers - drums

Recorded in November 1969 in NYC.

Milton Nascimento / Clube Da Esquina

Wikipediaによると、Música Popular Brasileira(ムージカ・ポプラール・ブラズィレイラ)、ないしMPB (エミ・ペー・ベー)とは、ブラジルの音楽形式の1つで、英語的に言うと「ブラジリアン・ポピュラー・ミュージック」のことだそうだ。そして、Milton Nascimento(ミルトン・ナシメント)は、「ブラジルの声」の異名を持つMPBの代表的アーティストとある。

ウェイン・ショーターのNative Dancerとペアで購入したアルバム。Native Dancerには、ナシメントが参加しているのを知って手を出してみた。数回聴いたが、ちょっと自分の肌とは合わない。それはそれで仕方ない。

1. Tudo Que Você Podia Ser
2. Cais
3. O Trem Azul
4. Saidas E Bandeiras No.1
5. Nuvem Cigana
6. Cravo E Canela
7. Dos Cruces
8. Um Girassol Da Cor De Seu Cabelo
9. San Vicente
10. Estrelas
11. Clube Da Esquina No.2
12. Paisagem Da Janela
13. Me Deixa Em Paz
14. Os Povos
15. Saídas E Bandeiras No.2
16. Um Gosto De Sol
17. Pelo Amor De Deus
18. Lilia
19. Trem De Doido
20. Nada Será Como Antes
21. Ao Que Vai Nascer

Recorded in 1972.