Miroslav Vitous / Infinite Search

LPのアルバム装丁は凝っていた。ジャケットの中央が窓になっていて、見開くと黒を背景にヴィトウスの顔全体の写真。タイトルInfinite Search(邦題:限りなき探求)を象徴するようなアイデアであった。残念ながら、CDのジャケットにはそのカラクリはない。LPをいつ購入したかは、はっきりと覚えていない。大学のジャズ研に入ってウッドベースを始めた頃、ヴィトウスのベースは凄いぞ!と先輩から聞いたのがきっかけだった気がする。それまでは、いわゆる4ビートジャズを中心に聴いていたが、ヴィトウスのベースを聴いて、正直ぶったまげた。ベースがリズムセクションではなく、フロントに位置している。特に、1曲目のFreedom Jazz Danceでは、ベースでこの難解なメロディーを演奏。

所有するアルバムの中で、Freedom Jazz Danceが収録されているのは、録音順に以下の6枚。フィル・ウッズの健闘?が光るが、ヴィトウスのベースを超えるアルバムにはまだ出会っていない。

・Miles Smiles / Miles Davis (October, 1966)
・Alive And Well In Paris / Phil Woods (November, 1968)
・Woods Notes / Phil Woods (1969)
・Infinite Search / Miroslav Vitous (November, 1969)
・At The Frankfurt Jazz Festival / Phil Woods (March, 1970)
・KJLH / The Great Jazz Trio (October, 1977)

1. Freedom Jazz Dance
2. Mountain In The Clouds
3. When Face Gets Pale
4. Infinite Search
5. I Will Tell Him On You
6. Epilogue
7. Cérečka

Joe Henderson - tenor saxophone
John McLaughlin - guitar
Miroslav Vitous - bass
Herbie Hancock - piano
Jack DeJohnette - drums
Joe Chambers - drums

Recorded in November 1969 in NYC.

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