Lee Konitz / Lee Konitz With Warne Marsh

リー・コニッツは1927年10月13日生まれ、ウオーン・マーシュは同年同月27日生まれである。2週間だけコニッツが兄貴分。マーシュは87年12月18日に60歳で他界。コニッツはどうしているかと調べたら、今年の4月15日に92歳で亡くなっていた。偉大なるジャズマンがまた一人消えた。

全体的にとてもリラックスした演奏を楽しめる。たぶん、このセッションに参加したメンバーも自分たちの演奏に酔いしれたのではないだろか。ジャケットの写真からも、そんなことがうかがえる。アルバムタイトル通り、リー・コニッツとウオーン・マーシュの絡み合いが絶妙。サックスという楽器の温かみを発揮している。そして、アルバム全体をしっかり引き締めているのはオスカー・ペティフォードのベース。

1. Topsy
2. There Will Never Be Another You
3. I Can't Get Started
4. Donna Lee
5. Two Not One
6. Don't Squawk
7. Ronnie's Line
8. Background Music

Lee Konitz - alto saxophone
Warne Marsh - tenor saxophone
Billy Bauer - guitar
Sal Mosca - piano (tracks 2,4-6,8)
Ronnie Ball - piano (track 7)
Oscar Pettiford - bass
Kenny Clarke - drums

Recorded on June 14 & 15, 1955 at Coastal Studios, NYC.

Larry Young / Unity

アルバムタイトルを何と訳そうか。「統一」とするとジャズらしくない。そんなことを考えながら、ジャケットを眺めていたら、Uの文字の中に赤い4つの玉。4人のミュージシャン。「一体化」という言葉が浮かんだ。オルガンジャズと言う枠の中で一体化を目指した。極めてシンプルなジャケットデザインであるが、一つの主張があったのだ。

Nat Hentoff(ナット・ヘントフ)による解説の冒頭。It's called "Unity" because, Larry points out, "although everybody on the date was very much an individualist, they were all in the same frame of mood. It was evident from the start that everything was fitting together." (ラリーはこう指摘している。「その頃、メンバー全員は完璧な個人主義者だったが、モード(ジャズ)の同じ枠の中にいた。最初から何もかもがぴったりとハマっていたんだ」。だからUnityと名付けた)。

1. Zoltan
2. Monk's Dream
3. If
4. The Moontrane
5. Softly, As In A Morning Sunrise
6. Beyond All Limits

Joe Henderson - saxophone
Woody Shaw - trumpet
Larry Young - organ
Elvin Jones - drums

Recorded on November 10, 1965 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.