スイングジャーナル 1969年10月号

この時代のジャーナルは今読んでも飽きない。この号においてもオーネット・コールマンの取材記事などがあり、コールマンは左利きだったことを発見。そして、キースの新譜アルバムの広告を見つけた。Somewhere Before ― ディランの作品My Back Pagesを題材にしたアルバム。このアルバムをきっかけに、自分はジャズにのめり込んでいった。

スイングジャーナル 1969年9月号

表紙はウェイン・ショーター。そして、笠井紀美子の記事が目についた。6ページも使って、ケメ子の私生活に入り込んでいる。さらに驚いたことには、ケメ子の住所まで記載されている事。この時代、プライバシーや個人情報などという言葉はなかった。ケメ子は、すでにジャズの世界から完全に離れている。

以前は、宝飾デザインブランドでアドレス http://www.kimikobykimiko.com/ があったが、現在はなくなっている。アドレスを変えたならば自動でジャンプするのが一般的。ということは、事業はもう閉じたということだろうか。

スイングジャーナル 1969年8月号

表紙はマリオン・ブラウン。パリ滞在中のマル・ウォルドロンのインタビュー記事が気になった。この年の3月にイタリアでピアノソロのアルバムAll Aloneを録音している。地元イタリアのミュージシャンとトリオで録音する予定だったが、事故のために急きょソロに切り替えたとのこと。名盤はある種の偶然によって創られる。ふと、そう思った。