スイングジャーナル 2007年10月号

1991年9月に他界したマイルスを15年以上経っても表紙に使ったスイングジャーナル。この時代を引っ張るアーティストがいなかった証拠。

折り込みの写真は1985年3月に他界したズート・シムズ。この写真の位置づけは、表紙とは違うので、まぁ理解はできる。

そして、時代は過ぎていくことを実感する記事。マックス・ローチが8月15日に逝った。さらに、同月22日には富樫雅彦が逝去。ジャズ界から偉大なるドラマー2人が消えてしまった2007年夏。昨夜は、町田で渡辺文男さんのドラムに酔いしれた。相変わらずハイライトをプカプカ。歩き方は心もとないのだが、ドラムの前に座るとビシッと決まる。やっぱりプロだなぁと思った。

スイングジャーナル 2007年6月号

マイケル・ブレッカーとは縁がなかった。なので、この記事も当時は読み飛ばしていたと思う。数年前にブレッカーのラスト・アルバム『聖地への旅』を購入したが、感じる部分は少なかった。縁というか波長なのかもしれない。

スイングジャーナル 2007年5月号

久しぶりに古いスイングジャーナルを取り出し、10年ほど前のジャズの状況を確認した。読み返したくなる記事はなし。新譜アルバムの欄を眺めても目に留まるものがほとんどない。

そして、「ジャズ喫茶のつくり方教えます」などという特集記事をよくも作ったものだ。今でも地道にやっているジャズ喫茶は全国にあるのに。こんなバカげた記事を出してしまい、読者を少なくとも一割は減らしたのではないだろうか。スイングジャーナルが、転げ落ちるきっかけとなった2007年5月号である。