アナログ、すなわちLP復活の兆しがある。2010年3月号では「オリジナル盤の世界」という記事が載っている。まぁ分かるのだが、ジャズなんて一種の瞬間芸のようなもの。アルバムは、それを捉えた「記録」でしかない。プレイヤーにとっては、その時の最善の演奏を記録に収めた訳であるが、翌日はもっと納得のいくプレイをしている可能性もある。
たかが一瞬の記録に資産を費やす理由が分からない。10万円でオリジナルLPを購入するなら、1000円で100枚のCDを聴き倒すほうが、人生は楽しいと思うのだ。
December 26, 2024 / Fumio Kubo の所有するジャズアルバムを中心にレビュー
アナログ、すなわちLP復活の兆しがある。2010年3月号では「オリジナル盤の世界」という記事が載っている。まぁ分かるのだが、ジャズなんて一種の瞬間芸のようなもの。アルバムは、それを捉えた「記録」でしかない。プレイヤーにとっては、その時の最善の演奏を記録に収めた訳であるが、翌日はもっと納得のいくプレイをしている可能性もある。
たかが一瞬の記録に資産を費やす理由が分からない。10万円でオリジナルLPを購入するなら、1000円で100枚のCDを聴き倒すほうが、人生は楽しいと思うのだ。
第35回の南里文雄賞は鈴木良雄。ジャーナルの廃刊と共に、この賞も宙に浮いてしまった。以下に歴代受賞者。そして、今年5月に町田Nica'sで撮影した鈴木良雄さん。明後日、ジャズドラマーの重鎮・渡辺文男さんのライブで良雄さんのベースを聴くことができる。
残念ながら、南里文雄賞がなくなってしまったので、渡辺文男さんは受賞できず。仕方がないので、久保文雄賞を差し上げたいのですが・・・。
第 1回 1976年 秋吉 敏子
第 2回 1977年 渡辺 貞夫
第 3回 1978年 北村 英治
第 4回 1979年 松本 英彦
第 5回 1980年 富樫 雅彦
第 6回 1981年 ジョージ 川口
第 7回 1982年 原 信夫
第 8回 1983年 前田 憲男
第 9回 1984年 佐藤 允彦
第10回 1985年 宮間 利之
第11回 1986年 笈田 敏夫
第12回 1987年 高橋 達也
第13回 1988年 マーサ 三宅
第14回 1989年 日野 皓正
第15回 1990年 山下 洋輔
第16回 1991年 渡辺 香津美
第17回 1992年 高柳 昌行
第18回 1993年 鈴木 章治
第19回 1994年 今田 勝
第20回 1995年 菊地 雅章
第21回 1996年 猪俣 猛
第22回 1997年 尾田 悟
第23回 1998年 沢田 駿吾
第24回 1999年 中村 照夫
第25回 2000年 日野 元彦
第26回 2001年 藤家 虹二
第27回 2002年 森山 威男
第28回 2003年 世良 譲
第29回 2004年 森 寿男
第30回 2005年 大隅 寿男
第31回 2006年 辛島 文雄
第32回 2007年 小曽根 真
第33回 2008年 寺井 尚子
第34回 2009年 鈴木 勲
第35回 2010年 鈴木 良雄
2009年6月、フランシス・ウルフとジミー・カッターの写真集Blue Note Photographyが、ブルーノート創立70周年を記念して出版された。その特集記事。英語とドイツ語版しか出版されておらず、アマゾンで見ると古本でも2万円以上のお値段。ジャズの市場が冷えている中で、ジャズの写真集を出すような国内の出版社はないだろうなぁ。