スイングジャーナル 2010年6月号

LPラックを改造して、CDラックにしてきた。しかし、CDが溢れ出て、ラックの中で眠っていたスイングジャーナルを少しずつ処分することにした。10数年前には、80年代と90年代のジャーナルを東京理科大のジャズ研にウッドベースと共にプレゼントした。モノが増えても、家は広くならないので、やむを得ない処置。

2010年6月号には、「スイングジャーナル・オフィシャルBLOGへの招待」という記事。ジャーナルもITの波に乗らなければならなかった。

BLOGを立ち上げたのに、最終ページでは休刊のお知らせ。すでに、噂は流れていたので、「あ~ぁ、やっぱりか」と、一人でつぶやいたのが忘れられない。

で、当然ながらBLOGは閉鎖されているはずと確認したら、残骸が残っていた。中身はなく、ジャズジャパンへのリンクが張られていた。

ところが、ジャズジャパンのBLOGは、月に2、3本の記事のみ。ジャズ界の現状を追認した形になってしまった。

スイングジャーナル 2010年5月号

「第60回日本ジャズメン読者人気投票結果発表」の記事。上原ひろみが独占である。彼女のアルバムは1枚だけ所有している。確かにバイタルなのだが、残らない。どうしようもない気怠さとか、底抜けに明るさとか、許しがたいほどの不安定なビート、のような感覚が一つもない。

ジャズを聴くものが求めているものは、ある種の不安定性。均衡が保たれると、むしろ不安定になる。そんな上原が独占した人気投票結果。ジャズがつまらない道を辿っていた証しである。

スイングジャーナル 2010年4月号

スイングジャーナルには、折込の写真がほぼ毎月入っていた。この号には、山下洋輔トリオ(第3期)。何故、古い写真が折り込まれたかと言うと、前年の2009年7月19日に結成40周年記念ライブが行なわれ、その模様がDVDで発売されることになったから。当然、このDVD - Double Rainbowは手元にある。