スイングジャーナル 2009年2月号

空中分解してしまった『南里文雄賞』であるが、第34回で鈴木勲が受賞した。つまり、日本人ジャズプレイヤーとして34人目の実績ということである。ところが、32回が小曽根真、33回が寺井尚子だった。

この「実績」をどう判断したのだろうか。鈴木勲のジャズ界への貢献(実績)は、前回、前々回の2人に比べると、10倍以上の差があるのだ。アホな選考委員(岩浪洋三、瀬川昌久、村井庸司)に任せたジャーナルにも問題ありだった。

スイングジャーナル 2009年1月号

「ブルーノート誕生70周年」の記事が掲載。たしかに一つのレーベルが70年間続けるというのは快挙なのだろうが、ジャズそのものが2009年の時点ですでに地盤沈下してしまった訳である。この号のディスク・レビューにおいても、気になるアルバムはほとんどない。