スイングジャーナル 2008年12月号

スイングジャーナルは、マイルスに頼るしかなかった。元編集長の中山康樹氏がマイルスフリーク。言い尽くされ、書き尽くされたマイルスを俎上に載せ、ジャーナルファン離れを防いだのか、新規のファン獲得を狙ったのか。

いずれにしても、ジャズは聴かせる音楽ではなく、流す音楽に変わってきてしまった時代。一つの雑誌だけで、その流れを食い止めることはできなかった。すでに7年前の出来事である。

スイングジャーナル 2008年11月号

2008年7月25日、80歳で亡くなったジョニー・グリフィンを偲ぶ記事。ただし、見開きのたった2ページである。この記事を読んで、ジャーナルの編集方針に疑問を持った。結果、2年を待たずに廃刊となった。その兆候が、グリフィンの取り上げ方に出ていたのだ。

スイングジャーナル 2008年10月号

特集「ジャイアンツが愛したジャズ名曲名演決定盤 第21回」は、リー・モーガン。

ベスト5の名曲と対象アルバムは、以下の通り
・I Remember Clifford / Lee Morgan Vol.3
・The Sidewinder / The Sidewinder, Live At The Lighthouse
・Whisper Not / Lee Morgan Vol.3
・Speedball / Live At The Lighthouse
・It's Only A Paper Moon / Art Blakey - The Big Beat

不覚にもアルバムLive At The LighthouseとThe Big Beatは所有しておらず、さっそく後者は注文。751円でカリフォルニアから取り寄せることにした。ところが、前者は中古で3,615円、新品だと39,092円也。3枚組CDとは言え、簡単には手が出せない。