Walter Davis Jr. / Davis Cup

ウォルター・デイビスの初リーダーアルバム。その後、サイドマンとして活躍していたが、次のリーダーアルバムは20年後の1979年。本作は決して名盤とは言えないものの、十分に楽しめる内容となっている。しかも、全曲がウォルターの作品。なのに、リーダーの声が掛からなかったのは不思議。

タイトルであるDavis Cupという曲は収録されていない。本作のちょうど3か月前の1959年5月2日、ジャッキー・マクリーンのアルバムNew Soilに参加したウォルターが、この曲を持ち込んで録音した。ウォルターにとって、お気に入りの曲名だったのだろう。自分名義のアルバムを作ることができたので、タイトルに採用したかったのだ。しかしながら、ブルーノートとしては、最低のジャケットである。撮影はFrancis Wolff(フランシス・ウルフ)。

1. 'Smake It
2. Loodle-Lot
3. Sweetness
4. Rhumba Nhumba
5. Minor Mind
6. Millie's Delight

Jackie McLean - alto saxophone
Donald Byrd - trumpet
Walter Davis Jr. - piano
Sam Jones - bass
Art Taylor - drums

Recorded on August 2, 1959 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs.

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