強力な3管のフロントライン。それだけでなく、メンバーによる作品で構成されている。Mosaicがシダー・ウォルトン、Down UnderとCrisisがフレディ・ハバード、Children of The Nightがウェイン・ショーター、Arabiaがカーティス・フラー。
アート・ブレイキーがリーダーであることは間違いなのだが、メンバー全員でアルバム作りに臨んだ訳である。それが、各曲の密度を高め重厚感を出している。ブレイキーの場合は、派手さとちょっと浮足立った感じを受けることが時にあるが、このアルバムではずっしりと重い。大人のジャズ・メッセンジャーズという雰囲気のアルバム。
1. Mosaic
2. Down Under
3. Children Of The Night
4. Arabia
5. Crisis
Wayne Shorter - tenor saxophone
Freddie Hubbard - trumpet
Curtis Fuller - trombone
Cedar Walton - piano
Jymie Merritt - bass
Art Blakey - drums
Recorded on October 2, 1961 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.