Barry Harris / At The Jazz Workshop

バリー・ハリスの最初のライブアルバム。CDでは別テイクが3曲追加されている。ハリスのディスコグラフィーによると、当然ながらLPに別テイクはなく、3曲ともtake 2を採用。CDではtake2, take 1という順で収録。この構成は勘弁して欲しい。別テイク3曲を最後に持ってくるか、2日間のライブ演奏だったので演奏順にすべきである。

LPで採用になった演奏に続いて、内容は決して悪くないもののボツとなった演奏を入れるのはナンセンスである。そもそも、ハリス、サム・ジョーンズ、ルイス・ヘイズの3人に失礼。寛いだ雰囲気で、観客も十分に楽しんでいるライブ演奏なのに。

1. Is You Is Or Is You Ain't My Baby [take 2]
2. Is You Is Or Is You Ain't My Baby [take 1]
3. Curtain Call
4. Star Eyes
5. Moose The Mooche
6. Lolita
7. Morning Coffee
8. Don't Blame Me [take 2]
9. Don't Blame Me [take 1]
10. Woody'n You [take 2]
11. Woody'n You [take 1]

Barry Harris - piano
Sam Jones - bass
Louis Hayes - drums

Recorded on May 15 & 16, 1960 at The Jazz Workshop, San Francisco, CA.

Barry Harris / Breakin' It Up

CD帯から。「〈ビバップの伝道師〉ことハリスの初リーダー作。チャーリー・パーカーゆかりの曲やスタンダードナンバーを中心に、ジャズピアノの真髄を披露」。

伝道師かぁ。その通りかもしれないが、そういうレッテルを張られてしまうと、新たなスタイルを構築するのは難しくなるような気がする。ハリス自身が、そんなCD帯のキャッチコピーを読んでいるはずはないけれど、売り手が買い手に対して必要以上の固定観念を植え付けさせるのもどうかと思ってしまう。それよりも、録音日は特定されているが、シカゴのスタジオが明確になっていない。記念すべき初リーダー作なのに。

1. All The Things You Are
2. Ornithology
3. Bluesy
4. Passport
5. Allen's Alley
6. Embraceable You
7. SRO
8. Stranger In Paradise

Barry Harris - piano
William Austin - bass
Frank Gant - drums

Recorded on July 31, 1958 in Chicago.

Barney Wilen / More From Barney At The Club Saint-Germain

本作は1959年4月録音のライブアルバムBarneyの未発表テイク集。ライナーノーツによるとリリースは97年で、バルネ・ウィランが96年5月25日に他界したため、追悼盤の意味合いがあったと書かれている。しかしながら、40年近くもテープを倉庫に眠らした理由はどこにあったのだろうか。

演奏そのものは、アルバムBarneyに決して劣らない内容である。ましてや、ウィランとしては、十分に納得できるライブ演奏をタイムリーに世に出せず不本意だったに違いない。ライナーノーツを担当した原田和典氏は、そんな重要なポイントには触れず、字数稼ぎだけをしているのだ。

1. The Best Things In Life Are Free
2. All The Things You Are
3. Reets And I
4. 'Round Midnight
5. With A Song In My Heart
6. Time On My Hands
7. There'll Never Be Another You
8. As Time Goes By

Barney Wilen - tenor saxophone, soprano saxophone
Kenny Dorham - trumpet
Duke Jordan - piano
Paul Rovere - bass
Daniel Humair - drums

Recorded on April 24 & 25, 1959 at The Club Saint-Germain, Paris.