Donald Byrd / Byrd In Flight

Donald Byrd(ドナルド・バード)のByrdをBirdと語呂合わせして、タイトルを設定したのだろう。さらに、それに合わせて不思議な写真を見つけて来てジャケットに採用したのだと思う。ネットで少し調べたが、これらに関しては情報が入手できなかった。ブルーノートのアルバムなので、ネット上で情報交換されているかと思ったのだが。録音順としてはアルバムFuegoの続編で、タイトルとしてはアルバムByrd In Handの続編になる。

サックスとベースが異なる2つセッションを上手に組み合わせたアルバム。ジャズが持っている暖かさと緊張感がバランス良く配置されている。これといった名曲がある訳ではないが、じっくりと4ビートジャズを楽しめる。まるで機内でくつろいでいる感じだ。あっ!だからIn Flightなんだ。

1. Ghana
2. Little Boy Blue
3. Gate City
4. Lex
5. "Bo"
6. My Girl Shirl

Tracks 1, 3 & 4
Donald Byrd - trumpet
Hank Mobley - tenor saxophone
Duke Pearson - piano
Doug Watkins - bass
Lex Humphries - drums
Recorded on January 17 & 25, 1960 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.

Tracks 2, 5 & 6
Donald Byrd - trumpet
Jackie McLean - alto saxophone
Duke Pearson - piano
Reggie Workman - bass
Lex Humphries - drums
Recorded on July 10, 1960 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.

Donald Byrd / Fuego

Fuego(フュエゴ)。スペイン語で「炎」を意味する。燃え尽きるイメージの演奏ではなく、じっくりと薪ストーブが暖めてくれる感じ。ジャケットの朱色からもそれが伝わってくる。このアルバムが録音された日のデータには、take 18とあるので、平均すると各曲3回のセッションがあったことになる。どの曲も緻密に計算がなされ、ダレた感じや無駄な個所がない。

ドナルド・バードは、2013年2月に亡くなった。1932年12月9日生まれで享年80。ディスコグラフィーを見ると、1991年1月17-19日の録音で、ぷっつりと切れている。これが正確ならば、演奏活動は60歳になる前にやめてしまったことになる。1971年にコロンビア教育大学で博士号を習得しているバード。晩年は教育活動に専念していたのかも知れない。60歳以後の生き方も、バードは計算済みだったのか。

1. Fuego
2. Bup A Loup
3. Funky Mama
4. Low Life
5. Lament
6. Amen

Donald Byrd - trumpet
Jackie McLean - alto saxophone
Duke Pearson - piano
Doug Watkins - bass
Lex Humphries - drums

Recorded on October 4, 1959 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.

Donald Byrd / Byrd In Hand

重厚な3管フロント。特に、ペッパー・アダムスのバリトンサックスが地を這い、聴き手をがっちりと捕まえる。その中で、ドナルド・バードのトランペット、チャーリー・ラウズのテナーサックスが、からみつくようなアンサンブルを演じる。ピアノ、ベース、ドラムも、しっかりと3管を支えている。録音はたった一日だけど、相当にセッションを繰り返したのでは?と思われる。

CD帯から。「ファンキーな知性派バードの実力を知らしめるバリトン入りセクステット第2作。歌心溢れる〈ウイッチクラフト〉や、哀愁の〈クラリオン・コールズ〉の名演で知られる人気盤」。第2作とは、アルバムOff To The Racesに続く作品を示している。ところで、「ファンキーな知性派」という表現は悪くないが、ちょっと苦笑い。

1. Witchcraft
2. Here Am I
3. Devil Whip
4. Bronze Dance
5. Clarion Calls
6. The Injuns

Donald Byrd - trumpet
Charlie Rouse - tenor saxophone
Pepper Adams - baritone saxophone
Walter Davis, Jr. - piano
Sam Jones - bass
Art Taylor - drums

Recorded on May 31, 1959 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey.