Donald Byrd / Byrd In Hand

重厚な3管フロント。特に、ペッパー・アダムスのバリトンサックスが地を這い、聴き手をがっちりと捕まえる。その中で、ドナルド・バードのトランペット、チャーリー・ラウズのテナーサックスが、からみつくようなアンサンブルを演じる。ピアノ、ベース、ドラムも、しっかりと3管を支えている。録音はたった一日だけど、相当にセッションを繰り返したのでは?と思われる。

CD帯から。「ファンキーな知性派バードの実力を知らしめるバリトン入りセクステット第2作。歌心溢れる〈ウイッチクラフト〉や、哀愁の〈クラリオン・コールズ〉の名演で知られる人気盤」。第2作とは、アルバムOff To The Racesに続く作品を示している。ところで、「ファンキーな知性派」という表現は悪くないが、ちょっと苦笑い。

1. Witchcraft
2. Here Am I
3. Devil Whip
4. Bronze Dance
5. Clarion Calls
6. The Injuns

Donald Byrd - trumpet
Charlie Rouse - tenor saxophone
Pepper Adams - baritone saxophone
Walter Davis, Jr. - piano
Sam Jones - bass
Art Taylor - drums

Recorded on May 31, 1959 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey.

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