51年目のコルトレーンの命日。所有する80枚ほどのトレーンのアルバムを全て聴き入ったかと自分に問いかけると、答えは当然ながらNo。先日、Facebookのジャズ関連のコミュニティで、トレーンは卒業したという奴がいたので頭に来た。だったら、卒業論文を見せろと言いたい。間違いなく奴は中退だろう。
1961年11月初旬の4日間、ビレッジ・バンガードで見事なパフォーマンスを繰り広げたコルトレーングループ。その余韻を残したままパリでのライブ演奏に臨んだ。同行したベーシストはジミー・ギャリソンではなくレジー・ワークマン。ワークマンのベースが劣る訳ではないが、ギャリソンほどの強烈な個性がないので、ベースソロの場面はない。
この18日は2部構成で、演奏された曲順にCDに収められている。アルバムのサブタイトルはFeaturing Eric Dolphy。しかしながら、決してドルフィーだけが前面に出るライブ演奏ではない。
そして、Blue Trainに注目したい。手持ちのデータでは、アルバムBlue Train以外の演奏が残されているのは、この18日のパリと23日のストックホルムのライブ演奏のみである。ということは、トレーンにとっての自作曲Blue Trainは、アルバムBlue Trainで完結。1961年11月のヨーロッパ公演では、プロモーターから強い要請があったのでないかと推測できる。
Disc 1
1. Blue Train
2. I Want To Talk About You
3. Impressions
4. My Favorite Things
Disc 2
1. Blue Train
2. I Want To Talk About You
3. My Favorite Things
John Coltrane - tenor saxophone, soprano saxophone
Eric Dolphy - alto saxophone, flute
McCoy Tyner - piano
Reggie Workman - bass
Elvin Jones - drums
Recorded on November 18, 1961 at L'Olympia, Paris, France.