John Coltrane / Avant-Garde

昨日はコルトレーンの命日。例年の如く、コルトレーンのアルバムをブログにアップするつもりだったが、ギタリスト橋本信二さんの訃報が届き、急遽変更。コルトレーンがリリースしてきたアルバムの中で、極めて異質な存在。オーネット・コールマンのメンバーを借用して、録音に臨んだ。つまり、コールマンに替わって、コルトレーンが瞬間的にリーダーシップを取ったアルバムである。

ドン・チェリー1曲、コールマン3曲、モンク1曲を題材にして、計5曲で構成した。自分が変わるための題材が欲しかったのだと理解したい。この年の10月にはアルバムMy Favorite Thingsを録音。まさしく、自分を表現する題材が見つかったのだ。トレーンは飢えていた。サックスという楽器を自分のものにしつつあったが、完璧に表現する材料がまだ見つかっていない時期。Avant-Garde(前衛)と名付けたアルバムではあるものの、前衛とはまだ言えない段階。

1. Cherryco
2. Focus On Sanity
3. The Blessing
4. The Invisible
5. Bemsha Swing

John Coltrane - tenor saxophone, soprano saxophone
Don Cherry - cornet
Charlie Haden - bass (tracks 1,3)
Percy Heath - bass (tracks 2,4,5)
Ed Blackwell - drums

Tracks 1 & 3
Recorded on June 28, 1960 at Atlantic Studios, NYC.
Tracks 2, 4 & 5
Recorded on July 8, 1960 at Atlantic Studios, NYC.

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