Thelonious Monk / April In Paris

1961年4月、モンクはヨーロッパツアーに出た。ディスコグラフィーによると、アムステルダム(15日)、パリ(18日)、ミラノ(21日)の順である。ミラノでのライブは、63年リリースのアルバムIn Italyに収録。69年になると、ミラノとパリを合わせた2枚組アルバムTwo Hours With Theloniousがリリースされた。さらに、パリだけを収録した本作April In Parisが、82年にリリース。これ以外にも、同じ音源のアルバムMonk In Franceなどが存在する。何ともややこしいが、現在も再発されているのは、In Italyのみのようだ。

本作は、82年2月17日に他界したモンクの追悼盤である。もう40年前近くのことなので不確かなのだが、ちょっと無理して新譜を購入した記憶がある。2枚組で3千円だったはず。すでに、In Italyを所有していたので、特にサプライズはなかった。ただし、ミラノではピアノソロでBody And Soulを演奏したが、このパリでは2曲目収録のApril In Parisを演じていたことを発見。モンクなりの演出が心憎いのだ。

Disc 1
1. Epistrophy
2. April In Paris
3. I'm Getting Sentimental Over You
4. Just A Gigolo
5. I Mean You

Disc 2
6. Jackie-Ing
7. Off Minor
8. Rhythm-A-Ning
9. Hackensack
10. Well, You Needn't

Charlie Rouse - tenor saxophone (except track 2)
Thelonious Monk - piano
John Ore - bass (except track 2)
Frankie Dunlop - drums (except track 2)

Recorded on April 18, 1961 at L'Olympia, Paris.

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