Woody Shaw / The Iron Men

ウッディ・ショウがエリック・ドルフィーに敬意を表して創ったアルバム。曲毎にメンバーが入れ替わり、さらには楽器も持ち換えている。4と6曲目はドラムレスで組曲の形式だ。入念に構想を練って創り上げたことがわかる。プロデュースしたMichael Cuscuna(マイケル・カスクーナ)がLP裏面に長文の解説を書いている。あまりにも長いので読む気が起きなかったが、ようやく手に入れた国内盤CDには翻訳が載っていたので、目を通した。以下は最後のセンテンス。

「ウディはこのアルバムを彼のクリエイティブな表現形式に寄与してきたと確信できる革新的なアーティストに捧げています。それはエリック・ドルフィー、アンドリュー・ヒル、ジャッキー・マクリーン、マッコイ・タイナー、ボビー・ハッチャーソン、そしてその他の頑張り屋さんの皆さんです」。訳者は不明で、「その他の頑張り屋さん」の部分の原文はall the other iron men(iron menの箇所だけ太字)。単純に「鉄人」の意味でいいだろう。

1. Iron Man
2. Jitterbug Waltz
3. Symmetry
4. Diversion One
5. Song Of Songs
6. Diversion Two

Woody Shaw - trumpet (tracks 1,3,5), cornet (track 2), fluegelhorn (tracks 4,6)
Anthony Braxton - clarinet (track 2), alto saxophone (track 3), soprano saxophone (track 5)
Arthur Blythe - alto saxophone (tracks 1,5)
Muhal Richard Abrams - piano
Cecil McBee - bass
Joe Chambers - drums (tracks 1,3)
Victor Lewis - drums (tracks 2,5)

Recorded on April 6 & 13,1977 at Blue Rock Studio, NYC.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です