Wes Montgomery / Boss Guitar

ギター、オルガン、ドラムというトリオでは、1959年10月録音のアルバムThe Wes Montgomery Trioがある。オルガンは、どちらもMelvin Rhyne(メル・ライン)。ドラムがPaul Parker(ポール・パーカー)からJimmy Cobb(ジミー・コブ)に変更。この構成で2度アルバムを作ったということは、新しい可能性を見いだせると感じたからに違いない。63年10月と11月には、ドラムをGeorge Brown(ジョージ・ブラウン)に替えてアルバムPortrait Of Wesを録音している。このアルバムの反響はよくなかったようで、自分自身は所有していない。

そして、66年9月録音のJimmy Smith(ジミー・スミス)との名盤The Dynamic Duoで完成に至る。なぜにウェスは、長年この構成にこだわったのだろうか。ギターの響きをしっかりと伝えるには、ピアノとベースでは音が被り過ぎてしまうので、オルガンだけで十分と判断したのかも知れない。つまり、Boss Wesではなく、Boss Guitarとした理由がそこにありそうだ。

1. Besame Mucho
2. Besame Mucho [alternate take]
3. Dearly Beloved
4. Days Of Wine And Roses
5. The Trick Bag
6. Canadian Sunset
7. Fried Pies
8. Fried Pies [alternate take]
9. The Breeze And I
10. For Heaven's Sake

Wes Montgomery - guitar
Melvin Rhyne - organ
Jimmy Cobb - drums

Recorded on August 22, 1963 at Plaza Sound Studios, NYC.

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