プロデューサーのオリン・キープニュースによって実現したライブ録音。マイルスグループのリズム陣(ウィントン・ケリー、ポール・チェンバース、ジミー・コブ)とジョニー・グリフィンを呼び寄せて、ウェス・モンゴメリーとのセッション。アルバムタイトルになったFull Houseは、ライブを行ったコーヒー・ハウスTsuboが満員になったことから、ネーミングされたらしい。
このコーヒー・ハウスについて、キープニュースはLPのジャケット裏面の解説でこう触れている。Just across the bay, in the city of Berkeley, was a coffee house exotically names "Tsubo"(湾の向こう側、バークレーには、エキゾチックな名前のTsuboという喫茶店があった)。Tsuboが何故にエキゾチックなのかは分からない。そして、ウェスがギターを弾き、グリフィンの視線の先にはピアノを弾くケリーというライブの様子を捉えた写真が、裏面に掲載されている。確かに、1962年6月25日は月曜日ながら、店内は満員である。
1. Full House
2. I've Grown Accustomed To Her Face
3. Blue 'N' Boogie
4. Cariba [take 2]
5. Come Rain Or Come Shine [take 2]
6. S.O.S. [take 3]
7. Cariba [take 1]
8. Come Rain Or Come Shine [take 1]
9. S.O.S. [take 2]
10. Born To Be Blue [take 1]
11. Born To Be Blue [take 2]
Johnny Griffin - tenor saxophone (except tracks 2,10,11)
Wes Montgomery - guitar
Wynton Kelly - piano (except track 2)
Paul Chambers - bass
Jimmy Cobb - drums
Recorded on June 25, 1962 at Tsubo, Berkeley, CA.