Tommy Flanagan / The Tommy Flanagan Trio

プレスティッジ・レーベルの傍系レーベルMoods Villeからのリリース。資料によると、このレーベルからリリースされたのは計39枚。最初の9枚全ては1960年にリリースされ、ジャケットのフォーマットを統一。つまり、本アルバムは統一フォーマットの最後に位置する。そんなマーケティング戦略の中で、録音を行い、ジャケットが付与されてリリースされた訳である。

トミー・フラナガンは、全てを納得していたのだろうか。録音された60年は、ジャズにおいて次々と新しい流れが噴出していた。そういう流れと距離を置いて作られたアルバムと言える。このアルバムの演奏の価値が低いとは言わないが、時代背景を考えると、室内にこもってしまったジャズではないだろうか。

1. In The Blue Of The Evening
2. You Go To My Head
3. Velvet Moon
4. Come Sunday
5. Born To Be Blue
6. Jes' Fine
7. In A Sentimental Mood

Tommy Flanagan - piano
Tommy Potter - bass (except track 4)
Roy Haynes - drums (except track 4)

Recorded on May 18, 1960 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.

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