Junior Mance / Junior

ふと、ジュニア・マンスのWikipediaを覗いたら、今月17日に他界していた。92歳。最後のリーダーアルバムは2015年となっているので、80代半ばまで現役だった。本作は初のリーダーアルバム。1959年4月の録音が中心で、54年と57年のセッションがボーナストラックとして追加されている。

1976年4月発刊のスイングジャーナル社『世界ジャズ人名辞典』によると、「ジュニアという名は、父もピアニストで、親子で弾いていたところからつけられた」とあり、アルバムはこの『ジュニア』が一番よいと書いてある。確かに、じっくりとピアノトリオを聴かせてくれる。大事なことは、1959年4月録音ということ。同月にマイルスはKind Of Blueを、翌月にはコルトレーンがGiant Stepsを録音。ジャズの大きなうねりが始まった中で、このアルバムの存在意義は相対的に小さくなってしまった。

1. A Smooth One
2. Miss Jackie's Delight
3. Whisper Not
4. Love For Sale
5. Lilacs In The Rain
6. Small Fry
7. Jubilation
8. Birk's Works
9. Blues For Beverlee
10. Junior's Tune
11. Hot Springs
12. 111 East Ontario
13. Stella By Starlight

Tracks 1 - 10
Junior Mance - piano
Ray Brown - bass
Lex Humphries - drums
Recorded on April 9, 1959 in NYC.

Tracks 11 & 12
Junior Mance - piano
Israel Crosby - bass
Buddy Smith - drums
Recorded on March 1954 in NYC.

Track 13
Junior Mance - piano
Sam Jones - bass
Jimmy Cobb - drums
Recorded on February 7, 1957 in NYC.

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