1956年6月26日、クリフォード・ブラウンは交通事故で即死。その車から放り出されたテープを音源にしてこのアルバムは作られた。音質も良くなく、演奏も中途半端に始まり終わる箇所が多数ある。しかし、この時代の熱気は十分に伝わってくる(ここまではVol.1にも書いた)。
ジャケット裏のマックス・ローチの解説によると、このテープは深夜から早朝に行われたジャムセッションを記録したものとある。Vol.1とVol.2に収められた5曲の中で最も長いのはI'll Remember Aprilの31分18秒。この長さから、明らかにレコード化前提のセッションでなかったことが分かる。そして、Complete 1955 Live at the Bee Hiveというタイトルで、2枚組CDが2004年9月にリリースされていることが判明。タイトルを変えられてしまうと、探し当てるのに手間が掛かるのだ。
1. Cherokee
2. Walkin'
Clifford Brown - trumpet
Sonny Rollins - tenor saxophone
Nicky Hill - tenor saxophone
Leo Blevins - guitar
Billy Wallace - piano
George Morrow - bass
Max Roach - drums
Recorded on November 7, 1955 at Bee Hive, Chicago.