後藤雅洋氏の著書『一生モノのジャズ名盤500』で、次のように紹介されていて手に入れたアルバム。『セロニアス・モンク経由でラウズを見ていると見逃してしまうのがこうした「穴盤」。黒い、ただただ黒いハードバップが好きならハマること間違いなし。〈中略〉妙にナマナマしいサックスの息遣い、彼の代表作にて名演』。「穴盤」という表現が後藤氏らしい。
ジャケットは、チャーリー・ラウズ自身がびっくりマークを演じているという奇抜なアイデア、もしくはそのアホらしさ。どうせなら、アホに徹して白のスーツを着て欲しかった。で、演奏内容は実にマジメ。スタンダード曲を中心に、気負うことなく淡々と演じている。
1. You Don't Know What Love Is
2. Lil Rousin'
3. Stella By Starlight
4. Billy's Blues
5. Rouse's Point
6. (There Is) No Greater Love
Charlie Rouse - tenor saxophone
Billy Gardner - piano
Peck Morrison - bass
Dave Bailey - drums
Recorded on December 20 & 21, 1960 in NYC.