チャーリー・ヘイデンとブラッド・メルドーによるデュオアルバム。2007年11月のアールヌーボー様式の大聖堂Christuskircheでのライブ演奏ながら、リリースは2018年。10年以上、テープを倉庫に眠らせていたことになる。輸入盤CDには、ヘイデンの妻Ruth Cameron(ルース・キャメロン)とメルドーによる長文の解説が載っている(当然ながら英文)。オンラインOCRとGoogle翻訳の力を借りて、その理由がわかった。
ジャズ・フェスティバルのディレクターRainer Kern(ライナー・カーン)が録音を勧めたが、ヘイデンとメルドーは明確に拒否。たぶん、勝手にテープが使われることを恐れたのだろうが、キャメロンが説得して、カーンがテープを所有することで合意。ところが、二人のミュージシャンに関する契約上の理由から、簡単にリリースすることができなかったようだ。皮肉なことに、2014年7月にヘイデンが他界して3年経ち、ようやく発売に漕ぎつけたことになる。
1. Au Privave
2. My Old Flame
3. What'll I Do
4. Long Ago and Far Away
5. My Love and I
6. Everything Happens to Me
Charlie Haden - bass
Brad Mehldau - piano
Recorded on November 5, 2007 at the Christuskirche in Mannheim, Germany during the Enjoy Jazz Festival.