LPは輸入盤中古を所有していたので、スイングジャーナルのアルバム評価程度の情報を頼りに聴いていた。最近購入したCDには帯が付き、こう書かれている。『アメリカ出身のチャーリー・ヘイデン、ノルウェー出身のヤン・ガルバレク、ブラジル出身のエグベルト・ジスモンチが、国境もジャンルも超えて綴る音のファンタジー。ヘイデンを代表する自作曲「サイレンス」の決定的名演も聴ける』。
そこで、所有するヘイデンのアルバムから「サイレンス」を録音順に抽出し聴いてみた。Magico(79年6月)、The Ballad Of The Fallen(82年11月)、The Private Collection(88年4月)、In Montreal(89年7月)。いずれも甲乙つけがたく、強いてあげればジスモンチとのデュオライブIn Montrealが、ヘイデンのベースの決定的名演ではないだろうか。なお、magicoとは、ポルトガル語で魔法使いのことらしい。魔法にかかってしまった如く時間が過ぎるのを忘れてしまう。
1. Bailarina
2. Magico
3. Silence
4. Spor
5. Palhaco
Charlie Haden - bass
Jan Garbarek - saxophones
Egberto Gismonti - guitars, piano
Recorded in June 1979 at Talent Studio, Oslo.