チャールス・ロイド自身の本作についてのコメントをネットで見つけた。「今、私の楽器から鳴る音や声は若い頃にはなかったものです。これらのアンサンブルは、何か新しいものを表現しようとしていて、何かより高い目標を示してくれていると思っています。様々な問題が取り巻くこの世界の中で、声を上げずに傷ついている人がたくさんいます。そういう人々に音楽を届けたいのです。地球に無毒で無害でありながら何かに酔いしれることは、曲にして、音にするのに値する素晴らしいことです」。
「地球に無毒で無害でありながら」の部分が意味不明。原文は"To be drunk while also being non-toxic and non-harmful to the world is a contribution worth making, a song worth singing."なので、「この世に毒をもたらさずに酔いしれるのは、曲をつくり、歌い続けることです」という感じ。
それよりも、ブルーノートからのリリースにもかかわらず、詳細な録音データが見つからない。特に7曲目のAy Amorはライブと表記されているのだが、いつどこでの演奏なのか分からない。このことに関しては、有毒なアルバムである。
1. Peace
2. Ramblin
3. Anthem
4. Dismal Swamp
5. Tone Poem
6. Monk’s Mood
7. Ay Amor [Live]
8. Lady Gabor
9. Prayer
Charles Lloyd - tenor saxophone, flute
Bill Frisell - guitar
Greg Leisz - pedal steel guitar
Rueben Rogers - bass
Eric Harland - drums
Released on March 12th, 2021.