Don Byas & Bud Powell / A Tribute To Cannonball

伝説のテナー奏者とも言われるDon Byas(ドン・バイアス)が参加する所有アルバムは、本作とチャーリー・クリスチャンのアルバムJazz Immortalのみ。1976年4月臨時増刊「世界ジャズ人名辞典」によると、1971年1月にアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの一員として来日したとのこと。だが、その時のライブはアルバム化されていないので、日本での彼の知名度は高くない。ジャケットではDon Byas/Bud Powellと記載されているが、CD帯には「バド・パウエル&ドン・バイアス」とあるのは仕方ないだろう。

そのCD帯から。「パリに長期滞在していたバド・パウエルとドン・バイアスが、ヨーロッパツアー中だったキャノンボール・アダレイのプロデュースで吹き込んだ再会セッション。やはり欧州を拠点としていたアイドリース・シュリーマン(トランペット)、ケニー・クラーク(ドラムス)と共に、くつろいだプレイを展開する。復刻にあたり、キャノンボールも演奏に参加した〈チェロキー〉を追加収録」。なんというか、野球の監督が代打で自分を指名したようなものだ。弾丸(キャノンボール)打法。

1. Just One Of Those Things
2. Jackie My Little Cat
3. Cherokee
4. I Remember Clifford
5. Good Bait
6. Jeannine
7. All The Things You Are
8. Myth
9. Jackie My Little Cat [alternate version]
10. Cherokee [unissued alternate]

Don Byas - tenor saxophone
Cannonball Adderley - alto saxophone (track 10)
Idrees Sulieman - trumpet (tracks 5-8)
Bud Powell - piano
Pierre Michelot - bass
Kenny Clarke - drums

Recorded on 15 December, 1961 at Studio Charlot, Paris, France.

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