スイングジャーナル 2008年3月号

表紙には、オスカー・ピーターソンを偲んで「20世紀が生んだ稀代の天才ピアニスト」とある。この頃からだろうか、ジャーナルはジャズの本質を語れる力がなくなってきたと感じた。

ピーターソンを天才と位置付けてしまうと、パウエルやモンクのポジションがなくなる。ピーターソンは努力家であって、そしてジャズ界に偉大な功績を残した。だけど、ピーターソンがいなかったとしても、ジャズの歴史は変わらなかっただろう。ジャズの一つの潮流を作ったのは間違いないが歴史を作ったピアニストではない。

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