Weather Report / Live In Tokyo

国内盤2枚組LPのライナーノーツは次の5氏が担当。野口久光、牧芳雄、油井正一、岩浪洋三、児山紀芳。最初の3氏が、Weather ReportをMJQと比較している。「リーダーのいないグループ、全員がきわめて高度なジャズミュージシャン、中心をなす3人が作曲家」というのが主な理由だ。今なら全くのナンセンスと言えるのだが、70年代前半の当時は比較するグループがなかったということ。それだけ、Weather Reportはユニークな存在だった。

Weather Reportの初期。ライブに耐えられる力は持っていなかった。ザヴィヌルが司令塔なのだが、個人技の集合と言う感じ。ライブ演奏の全体をコントロールしていたとは思えない。しかしながら、彼らの足跡を辿るには聴かなければならないアルバム。この渋谷公会堂でのライブから、すでに48年近くが経過した。

Disc 1
1. Medley - Vertical Invader / Seventh Arrow / T.H. / Doctor Honoris Causa
2. Medley - Surucucu / Lost / Early Minor / Directions

Disc 2
1. Orange Lady
2. Medley - Eurydice / The Moors
3. Medley - Tears / Umbrellas

Wayne Shorter - tenor saxophone, soprano saxophone
Joe Zawinul - electric piano, acoustic piano
Miroslav Vitous - electric bass, acoustic bass
Eric Gravatt - drums
Dom Um Romao - percussion

Recorded on January 13, 1972 at Shibuya Kokaido Hall, Tokyo.

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