Warne Marsh / Warne Marsh

物事には名前が必要。だが、このアルバムには明確なタイトルがない。なので、「ウォーン・マーシュの白いTシャツ・アルバム」などと自分の中では記憶するしかない。1957年12月と58年1月のセッションによるアルバム。どちらのセッションもポール・チェンバースのウォーキングベースが支えているので、Warne Marsh with Paul Chambersのようなタイトルで良かったはずだ。アトランティック・レーベルの手抜き。

そんなアルバムを手に入れたのは、後藤雅洋著『一生モノのジャズ名盤500』で紹介されていたから。後藤雅洋氏はこう述べている。「特徴は類例のないひしゃげたような不思議な音色。フレージングもかなりユニークで、わかりやすい予定調和を意識的に避けるところはいかにもレニー・トリスターノ派」。後藤誠氏のライナーノーツによると、マーシュは1987年12月18日、出演中のジャズクラブで演奏中に突然倒れ、そのまま帰らぬ人になったという。享年60。

1. Too Close For Comfort
2. Yardbird Suite
3. It's Allright With Me
4. My Melancholy Baby
5. Just Squeeze Me
6. Excerpt

Tracks 1 & 3
Warne Marsh - tenor saxophone
Ronnie Ball - piano
Paul Chambers - bass
Philly Joe Jones - drums
Recorded on December 12, 1957 in NYC.

Tracks 2, 4, 5 & 6
Warne Marsh - tenor saxophone
Paul Chambers - bass
Paul Motian - drums
Recorded on January 16, 1958 in NYC.

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